JKラングラー・アンリミテッド用リヤシートリクライニングキットの
取り付け方法をご紹介します
★作業に最低限必要な工具類
・ソケットレンチ 13mm、18mm
・スパナ 13mm、18mm
・トルクスレンチ TX45
・トルクレンチ
・ジグソーまたは金鋸(金属切断用)
・電動ドリル(13mm穴加工)
・その他必要に応じてドライバー、ヤスリ等
商品には取付説明書が付いております。この取付作業概略はあくまで参考にご利用ください。
シート内部は鋭利な部分も多くあり大変危険ですので、作業の際は手袋をして下さい。
作業は非常に難度が高いので、技術のあるショップ、工場でのみ可能です。
工具の扱いに慣れていない方の作業はおやめください。
★電話などでの、取り付けサポートは行っておりません★
1 シートを前に倒し矢印で示したボルト&ナットを18mmソケットレンチ等で外します。
ネジロック材が塗布してあり、非常に堅いです。軟弱な工具での作業は出来ません。
プロツール必要
2 シート座面前側の足を床に固定するボルト、シートバックヒンジを固定するボルトを全箇所外します。
3 左側の小さいシート内側のシートバック付け根を固定するナットを13mmソケットレンチ等で外します。
以上の作業により、左右リアシートが車両から外れますので、車外に出して下さい。
4 シートヒンジのカバーを全て取り外します。矢印箇所のビス、プラスチックブッシュで固定されています。
5 シート表皮を剥がします。下部はフックによって引っ掛けてあります。
サイド部分はファスナーです。
6 シート表皮を大きくめくって、矢印箇所のボルトを13mmボックスレンチやTX45トルクスレンチで
3つのシートヒンジ全てを外します。
矢印で示したワイヤも外します。
ワイヤーや各部品配置は覚えておいて下さい。
7 シートヒンジ、操作ワイヤーが外れた状態
8 左がの小さいシートです。
TX45トルクスレンチで外して下さい。
下側の矢印で示した箇所が干渉して純正シートのフレームはこれ以上倒す事が不可能なので、
干渉部分を切断します。
9 切断しました。切断箇所は十分なバリ取りを必ず行って下さい。
乗員のケガの原因となります。
右側の部品は不要となります。
10 切断箇所のすぐ上のM8ナット部分は13mmドリルで穴を貫通させます。
11 穴加工が完了しました。
12 右側大きい方のシートで操作ヒモを動かしても動かないシートワイヤは
シートベルトを折り畳み時にフリーにする為のワイヤーです。
引ききった状態で付属のタイラップバンドで固定して下さい。
13 中央のヒートヒンジに固定されているシートベルトを取り外します。
取り外し後はリクライニングキットに取り付けますので、
左右を間違えない様に注意して下さい。
14 リクライニングキットを取り付けました。ボルトは純正品をそのまま使います。
ワイヤーも取り付けます。
15 ワイヤーとスプリングを取り付けます。スプリングによってスムーズに
レバーが下りるか動作確認をして下さい。
スプリングの張力が弱いと感じる時はスプリングフックを少し曲げたりして
張力を確保して下さい。
張力が強すぎると、操作力が強くなりすぎで操作しづらかったり、
ワイヤー破断の原因となりますのでご注意ください。
16 右側シート外側です。
シート座面を純正ボルトで取り付けます。
右側のみシート表皮も元に戻して下さい。
17 右側シート内側です。
シート座面はキットに付属の専用ボルトで取り付けます。17mmスパナやメガネレンチで締め付けられます。
18 左側シートです。
シート座面を純正ボルトで取り付けます。
シート表皮はまだかぶせないで下さい。
19 右側シートをまず床に置き(ボルトは仮止め)、
左側シート内側の10番で穴加工した穴に17番で取り付けた専用ボルトに差し込んでください。
異音防止の為、白いプラスチックブッシュを2枚ずつ挟みます。
20 専用ボルト先端にM10ナットを締め付け、組み付けが完了した状態。
シート表皮をかぶせて下さい。
21 純正ボルトを使用し、リクライニングキットを車両フロアに固定していきます。
22 シートベルトを中央のリクライニングキットに付属のM12×50ボルトにて取り付けます。
締めすぎない様に多少動く程度で良いです。ナットは緩み止め機能の物です。
シート座面前側の足もフロアに純正ボルトで固定します。
23 組み上がった状態です。
動作確認をして下さい。
24 組み上がった状態です。
動作確認をして下さい。
25 組み上がった状態です。
動作確認をして下さい。
26 組み上がった状態です。
動作確認をして下さい。
商品詳細
・2007y以降のジープラングラーアンリミテッド 65/35分割リアベンチシート専用です。
他車種には使用できません。
・標準車のシート可倒用ストラップ操作により7段階(5度刻み)の調節が可能です。
・セカンドシート格納時(荷室状態)に標準車の様にシート座面は床下に収納されません。
シート座面は固定のままシートバックが前に倒れます。よって段差が出来ます。
また標準車とヘッドレストの倒れるタイミングが異なるために、
フロントシートを操作してやる必要があります。
標準車のシートヒンジとリクライニングキットでは形状が全く異なるので、
全ての機能がそのまま残っていません。
・取付には加工(切除、穴加工)が必要です。技術のあるショップ、工場でのみ作業可能です。
・画像のリクライニングキットは試作品の為、実際に販売する商品とは異なる場合があります。
リヤシートリクライニングキット 取り付け作業
2010年01月31日