夏の盛りも目前にせまった7月30日。アメリカのバラク・オバマ大統領が、
デトロイトにあるクライスラーグループのジェファーソン・ノース工場を訪問した。
ジェファーソン・ノース工場といえば、いまからそのリリースが待ち遠しい
2011年モデル ジープ・グランドチェロキーの“ホーム”ともいえるファクトリー。
そんなアイコン的工場で約1500人の従業員たちがオバマ大統領を出迎えた。
「わがジェファーソン・ノース工場にオバマ大統領を迎えることができて
大変光栄に思います。
1年と少し前、クライスラーはとても厳しい状況に置かれていました。
しかしオバマ大統領の勇気ある決断によって、我々はいま着実に
リカバリーへの道を歩んでいます」と語るのは、
クライスラーグループCEOを務めるセルジオ・マルキオンネ。
オバマ大統領自身も、集まったたくさんの観衆を前にジョークを交えてスピーチし、
「私は、自動車業界で働く人々すべてに絶対の信頼を置いていました。
そしてあなたたちはその私の信頼に報いてくれました。
今、我々がこのすばらしいファクトリーでこうして立っていられるのは、
政府をはじめ従業員、シェアホルダーなどあらゆる関係者が
それぞれ必要な犠牲を払った証拠でもあります。
しかしその成果として、いま景況は改善の道筋がたち、
また環境性能の高いクルマやトラックの技術開発も
急ピッチで進んでいます」と力強く語った。
クライスラーガレージ News Gethering