今回は知ってそうで、詳しく知らないエンジンオイルのメンテナンスについての情報です
ジープ車のエンジンオイル交換サイクルは概ね
1年または10,000km以内と定められています
1年 または 10,000km どちらか早い方でエンジンオイルとオイルフィルターの
交換を推奨(義務?)しています
(例外としてSRTやターボ車などハイパフォーマンスモデルはその半分くらいで交換)
ただ、1年または10,000kmの間に何もしなくて良い訳ではなく、
適切な時期に日常点検を実施し、量や汚れ具合を点検しなくてはなりません
これは道路運送車両法で使用者に課せられた義務です
(教習所で習ったと思います 昔は運行前点検ってヤツでしたね)
適切な時期とは長距離走行前や洗車時、給油時などを指します
最近のオイルは粘度が低く、柔らかいのでオイル消費も多くなっています
燃費を意識するあまり、フリクションロス(抵抗)を減らす目的で
柔らかめのオイルが使われているのですが、その分シリンダー内での消費も多く、
オイル消費が多くなっているんですね
中には3000kmで1L近く減る車両もあるようです
ダウンサイジングターボ車に多いように感じます
ちなみに、「シビアコンディション」ってご存知ですか?
Jeepに限らず国産車/輸入車 ほぼ全ての車種で設定されている内容です
メーカーが設定した一般的な試用条件よりも厳しい使い方をされている基準です
これに該当する方だと消耗品の交換時期が半分になったり、
より詳細に点検を行わなくてはなりません
各メーカーによって、シビアコンディションに該当する内容は異なりますが、
ジープ車の多くは以下の内容となります
●悪路を頻繁に走行する
●1回の走行距離が短い走行を繰り返す / 加速・停止を頻繁に行う
●高速道路の走行が多い
●山道や登降坂路の走行が多い
●走行時間の50%以上が、外気温32℃以上の環境での走行
●長時間アイドリングを行う事が多い
●寒冷地での使用が多い
●けん引に使用することが多い
●タクシー、警察車両、配送サービス(商用)に使用している
※詳細は保証書/メンテナンスノートに記載されていますので、
ご一読ください
なにやら、細かく定義されていますが、上記に該当する使用状況の方はシビアコンディションになり、
オイルも6ヶ月 または 5,000km以内に交換しなくてはなりません
シビアコンディションの内容を見てみると、日本国内では多くの方がこれに当てはまりそうですね~
エンジンオイルは人間でいうところの『血液』です
血液がドロドロになると心臓に負担が掛るように、
オイルがドロドロだとエンジンに深刻なダメージを与えかねません
マメなオイル交換をお勧めします
また指定オイル粘度以外を入れた場合はチェックエンジンランプが点灯する場合もあります
MOPAR指定のオイル/フィルターをご使用ください
特に3.6Lペンタスターエンジンや新しい2.0Lターボエンジン/1.4Lターボエンジンなど
デリケートなエンジンなので交換サイクルは絶対に守った方が良いと思います
また最近の車両はご親切にオイル交換の時期をメーター内に表示してくれます
オイル交換をした際にこの表示もリセットしなくてはなりませんが、
リセットするのに専用テスターを使わなくてはなりません
専用テスターを保有するディーラーや指定サービス工場での作業なら
オイル交換後にリセットしてもらいましょう
(一部、スイッチ操作やアクセル操作でリセット出来る車両もあります)
LINK: 「OIL CHANGE」警告表示キャンセル方法
他にもいろいろチェックするところはありますが、
メンテナンスの重要性をご理解いただければ幸いです