【旅行記】300Cで巡る「天地人」ゆかりの地 -3-

雲洞庵へ行ったのなら、「関興寺（かんこうじ）」へも行かなければ・・・　ってことで
時間も押してましたが、味噌を舐めに関興寺へ

〜以下、引用〜
天正６年（１５７８年）上杉謙信の没後、景勝・景虎二子による
家督相続争いの合戦（御館[ｵﾀﾃ]の乱）がおこり、
その兵火のため諸堂が焼失した
　
その折、時の住職・雨天是鑑和尚は上杉氏より寄進された
大般若経六百巻を味噌桶の中に埋めるように修行僧に命じて、
火災から大切な経本を守った
　以来、この味噌をいただくものは大般若経のご利益にあずかり福徳が授かることができると言いはやされるようになり、「関興寺の味噌なめたか」との言葉がうまれたと伝えられています
往古より越後の国では、
「雲洞庵の土踏んだか」
「関興寺の味噌なめたか」
と言われ、信仰が大変盛んであった。それは、諸国の修行者が、
この二大禅道場で曹洞宗と臨済宗の禅を学ばなければ
一人前の禅僧とは言えぬ、ということから、互いに言い合ったものと云われております
〜〜〜〜〜〜〜

漆塗りの廊下と見事な欄間です

これが味噌樽
もちろん当時の物ではありませんが、この味噌樽の中に大般若教６００巻を入れ、
戦火から守ったと言われています
樽は燃えても、味噌は燃えないってことで味噌の中に入れたそうです
非常時にも関わらず、見事な判断力ですねっ！
　　（当然、大般若教は味噌だらけですが、燃えるよりは良いですよね！）

そして、これがその　お味噌！！
しっかりと舐めてきました♪
お土産も売っていたので、キッチリ買ってきました　（＾＿＾）ｖ
いろいろとお話を聞かせて頂いた関興寺のお坊さんが
実はこれから行こうと思っていた龍澤寺の僧侶さんと聞いて、
拝観時間を過ぎていましたが、お邪魔させていただく事が出来ました♪

慌てて上越国際スキー場隣の龍澤寺（りゅうたくじ）へ
上杉景勝の母親である仙桃院（上杉謙信の姉）は守護仏である文殊菩薩を龍澤寺に奉安しました
最近では景勝生誕の地としても有名なようです

右手には智慧を象徴する宝剣、左手に経典を持っています
文殊菩薩はお釈迦様のお弟子の中で「智慧第一」の菩薩とされています
「三人寄れば文殊の智恵」などのことわざで知られています

関興寺から急遽駆けつけて頂いた、先程の僧侶さんに丁寧に教えて頂きました♪
　　ありがとうございました　ｍ（＿　＿）ｍ
みんな熱心に聞き入ってました！
やっぱり、こういった説明があると違った発見が多いですよね！

すぐ隣には樺沢城跡があります
上杉謙信の死去により勃発した、後継者争いの「御館の乱」
景虎方北条軍を相手に、景勝方上田衆が戦った場所です

こちらが仙桃院のお花畑
現在は電車が通っています
本当は樺沢城跡まで登って見たかったのですが、日が暮れ始めたので、
次回に持ち越しとしました

こうして、１泊２日の「天地人ゆかりの地巡りの旅」は終わりました
帰りの高速も順調で、唯一の渋滞が雲洞庵だけでした！
今回の３００Ｃは全行程６４０ｋｍ　トータル燃費８．４ｋｍ／Ｌでした
シートも程よい堅さで腰も痛くならず、ロングドライブも疲れませんね！
今まで歴史なんて、全く興味がなかったのですが、今回の旅行は
新しい発見が沢山あり、上杉謙信の「義」を学び、非常に有意義な旅行でした！
できれば、もうちょっと予習をしていくと、また違った発見があり、
もっと楽しくなったかなぁ〜と思います
帰宅後は録画してある「天地人」を見直し、復習！
　（学校の勉強で予習・復習なんてやったことないのに！！）
だいぶ時代背景や人物像を理解したので、また行ってみようと思います♪